不動産はネットで集客可能？オンライン・オフラインでの施策を徹底解説

不動産業界ではオンラインでの集客が当たり前になりつつある一方で、いまだにオフライン施策の必要性も高いといわれています。

売上改善にはオンラインとオフライン、両方の施策を理解し、バランスよく取り入れることが重要です。本記事ではオンライン（Web）とオフラインにおける集客施策の基礎を詳しく解説していきます。

１．不動産業界のオンライン・Web集客施策6選

冒頭でも少し触れたように、現在はWeb媒体を活用したWebマーケティングを推進するケースが増えています。ここでは代表的なオンラインでの集客施策を6つご紹介します。

Webサイト

オンラインでの施策を推し進める場合、まずはコーポレートサイトでサービス内容を正確に伝えるコンテンツを作成することが先決です。さまざまなチャネルを通じて興味・関心を持ったユーザーに対して的確にサービスの魅力を伝える内容・導線を整備したWebサイトを作るのも重要な集客施策の一つです。

コーポレートサイトの制作後、ブログ（オウンドメディア）を活用して検索流入を狙うコンテンツを充実させるという戦略もあります。

ポータルサイト

不動産・賃貸を行う場合、SUUMO、LIFULLなどのポータルサイトを活用するのもWebを活用した代表的な施策です。

ポータルサイトは利用者層が幅広く、あらゆる層にアプローチできますが、その分競合が多く物件の内容以外の部分で差別化するのが難しいという課題にぶつかりがちです。

ユーザーにとって役立つ情報（物件の内装・外観が分かりやすい写真、競合が出していない物件情報など）を積極的に提供することが差別化において重要となります。また、各ポータルサイトの特徴を情報の出し方を工夫する戦略も有効です。

SNS

Instagram、X、Pinterest、FacebookなどのSNSを活用することで、SEO対策ではリーチできない潜在顧客に情報を届けることができます。

また、DMやコメントなどの機能を通じて継続的にコミュニケーションを取り、見込み顧客・既存顧客のファン化にも役立ちます。

各SNSは利用者層や向いているコンテンツの種類が異なるため、自社サービスやターゲットの需要に合わせたアプローチが必要です。

動画

Youtubeなどの動画は文字だけでは伝わりづらい情報を発信したいときに役立ちます。

例えば不動産投資に関する専門的知識を図解と音声を交えて解説する、といった用途が想定されます。

メルマガ・公式LINE

メルマガ・公式LINEは何らかの方法で一度登録したユーザーにお知らせなどを定期配信できます。

不動産は契約までの検討に時間がかかるケースが多いため、顧客のニーズを把握して段階に応じた適切なメッセージを配信するのがポイントになります。

Web広告

リスティング広告、動画・SNS広告などのWeb広告を活用するのも一つの手です。

現在はさまざまな種類のWeb広告が存在しており、エリアやターゲット層を指定して的確な広告配信ができるようになっています。テレビCMなどマスメディアを活用した広告と比べると安価で、ターゲットをある程度絞って配信できるのが特徴です。

２．不動産業界のオフライン集客施策

前述のようなオンライン施策が積極的に利用されている一方で、これまでと同じくオフラインでの集客施策も引き続き用いられています。

各施策にどのような効果があるのか見ていきましょう。

チラシ・ポスティング

不動産業界はエリア・地域に根付いた業界であり、対象地域へのポスティングは一定の効果が期待できます。マンションなどの集合住宅へのポスティングが一般的ですが、エリアから居住者の属性を推察してポスティングを実施するケースもあります。

エリアだけでなく、居住者の属性に合わせたチラシを配布することで効果を上げることができます。

駅・街頭などの看板広告

看板広告も該当地域に住んでいる人に情報を届けることができるのが大きなメリットです。

人通り多い場所に設置されているため目に留まりやすい分、ターゲットを的確に絞るのが難しい点には注意が必要です。一般的には路線でターゲティングし、指定エリアの物件情報を広報する施策を行います。

セミナー・イベント開催

住宅展示場などのイベントや、不動産投資講座などのセミナーはある程度購買意欲の高い消費者層に効果があります。

顧客と直接コミュニケーションを取って信頼関係を築くことができるため、リードにつなげやすいのが特徴です。

紹介（リファラルマーケティング）

紹介を通じたマーケティングは同じ地域に住んでいる、かつ同じようなニーズを持っている人を集められるため、通常の広告よりもコストパフォーマンスよく集客することが可能です。

パーソナルな関係がビジネスの成功に重要な役割を果たす不動産業界では特に効果的とされる施策です。

DM送付

郵送や電子メールを通じて特定のターゲット層に直接メッセージや情報を送ります。

最適化された内容を個別に送ることができるため、ポスティング等の施策より反応率が比較的高いのがメリットです。

「リファラルマーケティングで情報を得た見込み顧客にDMを送付する」といった施策も効果的です。

３．まとめ

オンライン、オフラインどちらもバランスよく施策を行い、それぞれのチャネルで収集した情報を管理・分析するスキルが不動産業界においては非常に重要です。

Web集客十分にできていない、オンラインとオフラインの施策を戦略的に実行できていないと感じているは専門家へ相談してみることをおすすめします。

この記事の著者

SHINWA'S PICKS編集部

伸和エージェンシーのマーケティングチームによる編集部。不動産・住宅業界のデジタルマーケティングに特化した情報を発信。制作・広告・プロモーションのプロフェッショナルが集まり、最新のトレンドや法規制についての知見を提供しています。